三姉妹が醸すネイヴェの情熱 比類なきエレガンスという個性
1850年創業。先代アレッサンドロは伝統を重んじる人物で、三人目の子供が生を受けた時、男子でなかったことを嘆いたと言う。代々父から息子へ受け継がれた畑を娘たちに譲る考えには至らず、「よい醸造家と結婚しなさい」と伝えてきた。しかし、彼同様頑なな三姉妹は、父自身が認めるワインを3年以内に造りだせば相続させるという条件を引き出した。真摯にワイン造りを行った結果、初ヴィンテージで数々の賞を受賞。目から鱗が落ちた父は、ワイナリーを譲ることに同意。現在は三姉妹の一族でワイナリーを運営し、セッラグリッリの個性ともいえるエレガンスを余すことなく表現する。