高い標高と丁寧な畑仕事が調和 大樽ブルネッロだから描ける極上の風景
シエナの丘の中心に位置するモンタルチーノの中心部から、サンタンティモ修道院方面に2kmの位置。
クローチェ・ディ・メッツォは〈道が交差する〉という意味で、元々はヴィラ・ディ・クローチェと呼ばれ、
ホテルやオステリアがあった場所である。
平均標高520m(最高560m)とブルネッロの中でも特に高い位置にワイナリーと畑を持つ。
モンタルチーノは現在マレンマに次いで暑いエリアになっているが、高い標高と南にそびえる
アミアータ山からの冷たい風が吹き付けることで、葡萄は健やかに成熟する。
畑は無農薬栽培で除草剤も使用せず、毎日の畑仕事を通して状態を管理する。元々のタンニンの
荒々しさに加えて、テロワールに育まれた高い酸が、長期熟成を可能にする質の高いサンジョヴェーゼ・
グロッソを生む。
すべてのワインは天然酵母を用いて昔ながら32hlの大樽で熟成される。スタイルは崩さないが
醸造設備や樽、収穫のアプローチなどは常にブラッシュアップすることで、変わらないブルネッロの
伝統を守り続ける。