カザーレ・デル・ジリオ

CASALE DEL GIGLIO

casale del gilio_2_画像
IMG_1259
720_Image_Ponza
720_Image_Cantina

ワイン未開の地で創る イタリアワインの新しい伝統

ワイン未開の地を開拓し、銘醸地に変貌させた先駆者

「イタリアのワイン造りの将来は、伝統的な葡萄品種のイメージを強固にすることに頼るだけでなく、
未だポテンシャルが知られていないエリアにおいてこそ、適切な葡萄と醸造方法を選び、適正な価格
の中で、トップ・クオリティのワインを造ることにかかっている。」(当主アントニオ氏)

カザーレ・デル・ジリオは、首都ローマから海岸線を南に50km。ボルゲリに類するテロワールを持つ
アグロ・ポンティーノに1968年設立。海から10kmと程近い海洋性気候。
日照が豊富で水はけのよい砂質、粘土、泥土で構成された土壌。アントニオ氏の代となった1985年に
大規模な土壌分析を行い、葡萄を植えられたことのない「フロンティア」といえるこの地のテロワールが、
ボルドー、カリフォルニア、ボルゲリなど、世界的な銘醸地と近しいことと判明。
同年に60種以上の国際品種・地場品種を植樹することからワイナリーの挑戦は始まった。
厳しい品質基準をクリアした品種のみをボトリングしリリース。高品質ワインを探し求めていた
地元ローマの星付き店での採用をきっかけに、ラツィオを代表する生産者の座へ瞬く間に駆け上がった。

国際/地場品種の両方で醸すテロワールのワイン

国際品種でワインスペクテイター、ワインエンスージアスト、ジェイムスサックリングなどの
英米評価機関で高い評価を獲得したカザーレ・デル・ジリオ。2000年以降にはイタリア地品種回帰の
流れもあり、地品種でのワイン造りにも取り組む。
いずれも〈未だポテンシャルが知られていないエリア〉と言えるポンツァ島、アンツィオ、オレヴァーノ・ロマーノである。
ポンツァ島は本土から50km、ティレニア沖に位置する火山が隆起して出来た小島で、イスキア島から
移植されたビアンコレッラを、果皮と共に醸す独自の醸造製法が根付いている。
アンツィオは本土の海岸沿いの地域で、海から1kmと近く、僅かな区画ながら接ぎ木をしていない
樹齢70年を超えるベッローネが植えられている。
オレヴァーノ・ロマーノは内陸の丘陵地帯で、火山性土壌の斜面にチェサネーゼが育てられる。
いずれの地場品種もガンベロ・ロッソのトレ・ビッキエーリの連続獲得やデカンタで90点超えを獲得する。
国際品種/地品種を問わず、テロワールのワインを造るワイナリーとして、広く実力を認められている。

オーナーとエノロゴの二人三脚は1985年に始まった

カザーレ・デル・ジリオのエノロゴは、トレンティーノ出身のパオロ氏。
アントニオ氏のビジョンとパオロ氏の技術が結びつくことで、新しい品種の導入や、
伝統的なラツィオ州のワイン造りとは一線を画す独自のアプローチを確立することに成功している。
出会いは1985年の地質調査に遡る。アントニオ氏がアグロ・ポンティーノの可能性を探るため、
トレンティーノ州のサン・ミケーレ・アッラーディジェ農業学校に土壌分析を依頼。
このプロジェクトグループに参加したのが、当時学生だったパオロ氏であった。
調査をきっかけに二人は信頼関係を築き、パオロ氏はエノロゴとして迎え入れられた。
その後、アグロ・ポンティーノをイタリア国内外で注目されるワイン産地に押し上げるための
革新的なワイン造りを推進。このパートナーシップは現在まで続いている。
尚、アントニオ氏とパオロ氏はお互いに息子がおり、先に成人したパオロ氏の息子は
トレンティーノでエノロゴとしてのキャリアをスタートしている。次世代への継承があるか注目したい。

ブランド商品一覧

アルビオーラ

カザーレ・デル・ジリオ

アルビオーラ

アンティウム ベッローネ

カザーレ・デル・ジリオ

アンティウム

ヴィオニエ

カザーレ・デル・ジリオ

ヴィオニエ

カザーレ・デル・ジリオ

カベルネ・ソーヴィニヨン

カザーレ・デル・ジリオ

サトリコ

カザーレ・デル・ジリオ

シャルドネ

カザーレ・デル・ジリオ

シラーツ

カザーレ・デル・ジリオ

チェサネーゼ

カザーレ・デル・ジリオ

ファロ・デッラ・グアルディア

カザーレ・デル・ジリオ

プティ・ヴェルド

カザーレ・デル・ジリオ

プティ・マンサン

カザーレ・デル・ジリオ

ベッローネ

カザーレ・デル・ジリオ

マティディア

カザーレ・デル・ジリオ

マテル・マトゥータ 2017年

カザーレ・デル・ジリオ

ラディックス

PAGE
TOP